食べるニンニクオイルを家で再現!食べるニンニクオイルがもたらす効果とは?

スタミナアップや料理のひと手間として取り入れることが多いのがニンニクです。ニンニクを料理として取り入れる時は炒め物などに使ってしまいがちですが、実はどんな料理にも合う万能調味料「ニンニクオイル」というものが存在します。

 

食べるニンニクオイルの効果

ニンニクに含まれているアリシンは、いわゆるあの独特の臭いのもとです。しかし、このアリシンが健康に非常にいいと言われています。

アリシンは、細胞が破壊され、アイリンという成分が酵素によって分解されて反応してできたものです。臭いも、アリシンに変化することによって出てくるのです。

アリシンを加熱すると、硫化アリルという物質にさらに変化します。硫化アリルは体内で赤血球と結びつくと、さらに硫化水素に変化して、血管を拡げる効果が期待されています。血管が拡がると血流が良くなり、高血圧症の予防や健康な血管を維持することができるようになります。

また、硫化アリルは空気中で蒸発してしまうという性質があるため、積極的に摂取すべき油と一緒に摂るほうが、効率よく硫化アリルを体内に取り入れることができ、そこで発生する硫化水素が良い効果をもたらしてくれます。

油が硫化アリルの蒸発を防ぐ蓋のような役割をしてくれることから、ニンニクオイルは効率よくニンニクの成分を吸収できると言えるのです。

 

ニンニクオイルのレシピ

用意する物は、ニンニク1個とオリーブオイル50mlだけです。3週間近く持つため、大量に作っておくと楽です。

ニンニクはできるだけ細かくみじん切りにします。ニンニクの細胞を壊して、よりアリシンの発生を促すためです。

オリーブオイルをフライパンに流し、その上に刻んだニンニクを入れます。火加減は弱火でじっくり、2分程度です。強火にしすぎるとニンニクが焦げてしまいますので、ぐっとこらえて、弱火でじっくりゆっくり炒めましょう。

炒めたら、フライパンからおろして粗熱をとります。その後、殺菌消毒などした清潔な容器に移せば、あとは冷蔵庫で保管し、使いたいときにいつでも使える万能調味料に早変わりです。

 

ニンニクオイルのアレンジ料理

このニンニクオイルですが、どんな料理とも相性がいいです。

例えば、冷奴です。そのままかけてもいいですし、アボカドを加えることで、あっさりとした豆腐とクリーミーなアボカドの良さをさらに引き立ててくれます。

また、納豆やお刺身などにも合うため、ちょっと1品足したいときなどにぴったりです。トーストに乗せれば朝ごはんにもなりますし、お弁当のおかずに使うこともできます。

ニンニクもオリーブオイルも、どちらも健康にいい食材とされていますが、摂りすぎには注意です。その点、調味料として作っておけば食べる量も調節できますし、何よりおいしく体内から健康を維持することができます。

和食洋食問わず使える点が、忙しい主婦や自炊が苦手な人にもぴったりです。この食べるニンニクオイルを活用して、元気な毎日を送りましょう。