MCTオイルの効果とは?おすすめの取り入れ方

1.MCTオイルとは?ココナツオイルとの違い

MCTオイルは、最近体に良いと人気になっているオイルのひとつです。MCTオイルは中鎖脂肪酸のみを使用して作られたオイルであり、消化吸収に効果的で、これまでさまざまな場所で使われています。近年では、ダイエット効果などが期待できると言われている注目のオイルです。

中鎖脂肪酸は、他のオイルと比較すると脂肪として蓄積されにくく、ココナツオイルや牛乳などにも多く含まれています。しかし、100%中鎖脂肪酸なのはMCTオイルだけです。とはいえ、他のオイルにも中鎖脂肪酸にはない特徴を持っているため、バランスの良い摂取が大切でしょう。

ココナツオイルもMCTオイルと同様に中鎖脂肪酸があるのですが、具体的な違いは製造方法にあります。ココナツ成分である「中鎖脂肪酸」のみを取り出しているMCTオイルは、100%脂肪酸を使用しています。一方、ココナツオイルはココナツの果肉を熱風によって乾燥させて作られたオイルで、中鎖脂肪酸は60%程度となっています。ココナツオイルにはココナツの甘い香りが残っていますが、MCTオイルは無味無臭です。独特なココナツの風味がないため、幅広い料理に使用することができるでしょう。

 

2.おすすめの使い方は?

MCTオイルは、ココナツオイルと違い、さっぱりとした使用感です。飲み物に混ぜたり、食事に取り入れたりできるので、抵抗が少なく使えるでしょう。コーヒーやココアなどの飲み物に、乳化する程度に混ぜて使うのがおすすめです。スープなどに混ぜても良いでしょう。

MCTオイルの特徴は沸点が低いことで、加熱をしすぎてしまうと、煙や泡が出やすいと言われています。そのため、そのままドレッシングやソースなどと混ぜて使うのも、おすすめの取り入れ方になります。

1日の摂取量は、6g程度が適量です。初めての場合は4gから始めると、自分の体に徐々に合わせていくことができるでしょう。MCTオイルはエネルギーになりやすいため、日中のエネルギー消費量が多い時や睡眠中の脂肪燃焼を助ける就寝前にもおすすめです。摂取のタイミングは、個人のライフスタイルに合わせて摂取することができるので、取り入れやすいタイミングで始めてみましょう。

 

3.MCTオイルダイエットのコツ

最初にMCTオイルは高いダイエット効果から注目を集めていると述べましたが、MCTオイルのダイエットは糖質制限と併せて行うことをおすすめします。オイルと糖質を一緒に摂取してしまうと、体内へ肥満の原因になる中性脂肪として蓄えられてしまう可能性があります。MCTオイルを使用したダイエットを始める場合は、糖質を控えて、太りにくい状態を作ることが大切です。

また、MCTオイルを摂取する場合は、たんぱく質と一緒に摂取することで、筋肉を残しながら良い体になることが期待できます。さらに、オイルを食事で摂取することで食事の満足度が持続する効果もあり、その点でもダイエットに向いているオイルと言えるでしょう。