オリーブオイルの美容と健康への効果
オリーブオイルには抗酸化作用という特性があり、活性酸素の働きを抑えてくれます。活性酸素は、簡単に言うと、病気の原因になる悪い物質です。直接細胞へ攻撃をすることにより、生活習慣病を引き起こす可能性も高くなります。
オリーブオイルにはオレイン酸が豊富に含まれており、このオレイン酸が抗酸化作用の大本とされています。そのため、オリーブオイルを沢山摂取することで抗酸化作用が働き、細胞へのダメージを減らせます。
細胞が傷つかないのであれば、若返ったかのような美しい肌を手に入れられるだけでなく、大きな病気を防ぐこともでき、美容と健康のどちらの面でもメリットがあると言えます。また、皮膚を柔らかくしてくれるため、シワ予防にも効果があり、それに加えて保湿効果も期待されるため、近年注目を浴びているのです。
オレイン酸は抗酸化作用だけではく、善玉コレステロールを減らさず、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールだけを減らすという働きがあります。さらに、腸を刺激するため、排便が促されやすくなり、便秘改善の効果もあります。
オリーブオイルで口臭予防も!
食べるだけでも十分オリーブオイルの恩恵を受けることができますが、健康や美容に気を配っている人は、口臭予防としてオリーブオイルでうがいをしている人もいます。モデルや女優でこれをしている人は意外と多くいます。
オイルでうがいをする健康法はオイルプリングと呼ばれ、古代インドから伝わってきています。オリーブオイルに含まれる成分が口臭の原因となる菌の繁殖を防ぎ、舌が汚れないようにコーティングしてくれます。これは風邪菌やインフルエンザにも効果があると言われています。寝る前や歯磨き後に行うと、効果が高くなるともされています。
食べるオリーブオイルを使ったおいしいレシピ
食べるオリーブオイルは、パスタとの相性が抜群です。野菜を入れてもおいしいペペロンチーノがオススメです。
材料(2人分)は次の通りです。
トマト1個
ナス小さめ1本
ししとう4本程度
食べるオリーブオイル大さじ2
鷹の爪適量
塩コショウ少々
ししとうや鷹の爪は、入れすぎると辛いと感じる人もいます。ししとうをズッキーニなどに変更し、鷹の爪を無しにしてもおいしく食べることができます。
パスタを表記に従って茹でている間に、野菜を調理しましょう。ナスは輪切り、トマトは食べやすい大きさ、ししとうは丸ごと入れます。ズッキーニを使用する際は、ナスと同じく輪切りにします。
フライパンにオリーブオイルを引き、中火で熱して、ししとう(ズッキーニ)とナスを炒めます。
野菜に火が通ったら、そこへトマトを入れて軽く炒め、茹であがったパスタを投入します。
これだけでも十分ですが、食べるオリーブオイル(細かく刻んだオリーブに、少量の唐辛子や玉ねぎ、ちりめんじゃこが入った商品)を入れると、さらにおいしさがアップします。食べるオリーブオイルは買うこともできますし、手間はかかりますが、家で作って作り置きしておくことも可能です。
具材がパスタに絡まったら、塩コショウで味を調えて完成です。